鉄舟寺

■名称:補陀洛山(ふだらくせん)鉄舟寺

■住所:静岡市清水区村松2188

 

鉄舟寺は推古天皇の時代、約1,500年前に建てられた大変歴史あるお寺です。当初は久能山東照宮のあたりに持仏堂(じぶつどう)が建立されて、のちに奈良時代の僧、行基(ぎょうき)により久能寺と称されるようになりました。
行基は聖武天皇の病気を治すために、久能寺に千手観音を安置しました。その他6体の観音像をそれぞれ、法明寺(足久保)・霊山寺(大内)・増善寺(慈悲尾)・建穂寺(服織)・徳願寺(向敷地)・平沢寺(平沢)に安置して、それが「駿河七観音」として人々の信仰を集めました。
その後、戦国時代の1575年、武田信玄が今川領を侵略し、久能山に久能城を築城した折、久能寺は現在の鉄舟寺の場所である妙音寺跡地に移転させられました。
時は流れ、幕末になると久能寺は次第に衰退し、明治5年の神仏分離令による廃仏毀釈の影響もあり、1870年ついに廃寺となってしまいました。
これを嘆いた旧幕臣で「幕末の三舟」のひとり、山岡鉄舟は1883年、久能寺の再建に乗り出しました。そして、鉄舟の意思を「清水の次郎長」や「清水の魚商、柴野栄七」が引継ぎ、1911(明治43)年、久能寺はついに再建されました。久能寺は山岡鉄舟の功績を称えて鉄舟寺と改号されました。

■国宝:法華経(久能寺経)19巻(S27.11.22)  

■重文:錫杖(しゃくじょう)(S11.5.6)

■静岡県指定文化財:舞楽面陵王 (S56.3.16)・木造千手観音菩薩立像( S57.2.26)・紙本墨書大般若経(旋風葉装折本)600巻 (S33.4.15)

■静岡市指定文化財:木像菩薩坐像(S52.2.15 )・木造文殊菩薩坐像(H24.8.28 )・横笛 附中村一氏添状(S52.2.15 )・久能寺縁起(S39.4.6)・旧久能寺歴史資料(一括)( H17.2.10)

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