【清水さくら病院の竣工式典に参加しました】
新病院はJR清水駅から徒歩3分の好立地にあり、清水みなと色彩計画にマッチしたデザインで、一部外壁には隣接する公園と同色のレンガが使用されています。旧桜ヶ丘病院(築61年)と比べて床面積は約1.8倍に拡大し、最新設備も充実しています。特に、全身がんMRI(ドゥイブス)が導入され、地域医療の質をさらに向上させることが期待されます。
津波浸水のリスクにも対応した防災設計が施されており、診療は池上レベルから6.05mの高さにある2階以上で行い、設備室も3階以上に設置されています。また、万一浸水で孤立した場合には、ヘリコプターで物資を投下できるスペースも確保されており、災害時にも診療が継続可能な体制が整っています。
内覧では、内野前医院長と岩崎看護部長にご案内いただき、院内を見学しました。患者さんや医療スタッフの動線がしっかりと考慮された設備、ホテルのような受付、そして院内から望む富士山の絶景に感動しました。
新病院は3月1日開院予定で、機材などの引越しや入院患者さんの移送に向けたリハーサルが既に進められており、準備は万全とのことです。建設費の高騰や様々な課題を乗り越えて完成したこの病院は、多くの方々の努力と熱意の結晶だと思います。清水地区の医療の新たな拠点としての活躍を心から期待するとともに、関係者の皆さまに深く敬意と感謝を申し上げます。